【離婚後の苗字は変える?変えない?】どっちがいいのかメリットデメリットを交えて解説

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離婚するとなると、元夫の苗字を名乗り続けていいものか誰しも一回は悩むと思います。

人口動態統計(令和4年)によると、離婚した夫婦のうち苗字を変えない人の割合は約35%というデータもあります。

そこで今回は、これから離婚する方に向けて「離婚後に苗字を変えないメリット3つとデメリット4つ」を紹介したいと思います。

離婚を勧めるわけではなく、離婚を決めた方の生き方がスムーズになるための情報だと思ってみていただけると幸いです。

この記事を書いた人

このみん(30)
金融webライター/ブログ歴4年目
節税や投資に詳しい人
FP2級・簿記3級
シングルマザーがおうちで稼ぐ方法を伝授

目次

苗字を変えない人の理由は?

冒頭で、離婚した人のうち約35%の人たちが苗字を変えないというデータがあると説明しました。

この方たちがなぜ苗字を変えないのか簡単にまとめると…

主な理由7つ

  • 子供の生活に影響を与えたくない
  • 苗字の変更手続きがめんどう
  • 離婚の事実を周囲に知られたくない
  • 婚姻時の苗字に愛着がある
  • 職業上の名前の認知度を維持したい
  • 法的・財務的な書類での一貫性を保つため
  • 社会的な立場や関係性を考慮

このように、様々な理由から離婚後も苗字を変えない方がいらっしゃることが分かります。

離婚後の苗字を変えない3つのメリット

  • 周囲に知られずにすむ
  • 運転免許証など苗字変更をしなくて済む
  • 再婚する時の負担が減る

1.周囲に知られずにすむ

離婚後、苗字が変わると周りに離婚したことがすぐにばれてしまいます

苗字を変えなければ、周囲の人に「呼び方を変える」という負担をかけずにこれまで通りの生活を続けられます。

また、子ども自身の精神的負担も減るでしょう。

ただ、苗字を変えたからダメ、ということもありません。苗字に関わらず、親の愛情と関心を受けられたら子供は幸せだと思うので、ケースバイケースとお考え下さいね。

離婚は別に隠すことではありませんが、できることなら自分のペースでゆっくりと伝えていきたいと思う方は、苗字を変えない方がいいでしょう。

2.運転免許証など苗字変更をしなくて済む

運転免許証や銀行の口座名、クレジットカード、郵便局へ苗字の変更届などをしなくて済みます。

一つ一つの手続きが細かく面倒なので、離婚後の労力負担が少しでも減るのは苗字を変えない大きなメリットです。

3.再婚する時の負担が減る

もしも初めての離婚で急性に戻したら、新たな出会いで再婚する時に、また自分や子どもの苗字が変わる可能性が高いですよね。

そうなると、

旧姓→一回目の婚姻性→旧姓に戻り→さらに2回目の婚姻性

苗字がころころ変わることとなり、職場や子供関係の手続きの負担が大きくなります

旧姓に戻さずにいれば、もしも将来再婚するときは「1回目の婚姻性2回目の婚姻性」のみの変化ですみ手続きも軽くなります。

また、お子さんが小さいうちは2度目の結婚を事実婚にすることで、ずっと子供の苗字を変えずにいくこともできます。

再婚を前提に離婚する人も珍しいかと思いますが、可能性の一つとして考えておきましょう。

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離婚後に苗字を変えないデメリット4つ

  • あとで旧姓に戻したくなっても簡単には戻れない
  • 再婚後、また離婚することになった場合旧姓には戻れない
  • 親族一同から距離を置かれてしまう可能性がある
  • 元夫のことを思い出す

1.あとで旧姓に戻したくなっても簡単には戻れない

離婚後に一旦苗字を元夫と同じままにして離婚から3か月経過してしまった場合、家庭裁判所に申し立てをして受理されないと、「旧姓に変更できない」という事態になります。

しかも、3か月経過した後に認められるためには、それ相応の「やむを得ない事由」が必要です。

離婚後3か月以内であれば、苗字を変える手続きは簡単なので、離婚前に苗字を変えるかしっかり決めておくことをおすすめします。

2.再婚後、また離婚することになった場合旧姓には戻れない

もし、再婚をし苗字をそのまま変えなかった場合また離婚をしても生まれ育った旧姓に戻ることはできません。

その場合、再婚時の苗字か一つ前の苗字にしかなれないため、旧姓が気に入っている方は要注意。

やむを得ない場合は、裁判所に申し立てることで2回の離婚前に名乗っていた旧姓を名乗ることもできなくはありません。

とはいえ、労力と時間がかかるためこの点も決めたうえで行動していくことをおすすめします。

3.親族一同から距離を置かれてしまう可能性がある

離婚した後も元夫の苗字を名乗っていると、自分の親や元夫の親や親族から批判を受ける可能性があります。

離婚したにもかかわらず他人の性を名乗っているとして、親族から距離を置かれてサポートを受けにくいケースもあるのです。

昭和時代じゃあるまいし…とも思いますが私の友達は、実際に「親族関係でこじれた」という話を言っていたのでこういった点にも配慮が必要です。

4.元夫のことを思い出す

元夫の苗字を名乗り続けることで、離婚後に何度も元夫のことを思い出すから不愉快だという方もいらっしゃいます。

円満離婚ではない限り、元夫の苗字は精神的摩擦を引き起こす可能性もあるでしょう。

離婚時の苗字の手続き

離婚後の苗字と戸籍に関する手続きの流れを紹介します。

離婚後に苗字を変えても変えなくても、手続き手順や内容はほぼ同じです。

FPこのみん

自治体によって手続きの流れは異なるため、離婚時に必ずお住いの自治体で制度の流れや必要書類を確認してくださいね

旧姓に戻りたい方

まず、離婚届を役所に出したときに何もしなければ妻は結婚前の旧姓に戻ります。

苗字を変えない方

この時に「婚氏続称届」を提出することで、結婚していた時の苗字を名乗り続けられます。

婚姻時の苗字をそのまま使いたい場合は、離婚後3か月以内に手続きを行いましょう。

先ほども言いましたが、3か月を過ぎると苗字変更の手続きはとても困難になります。

子どもの戸籍はどうするか

苗字の手続きを終えた後は、子供を引き取る元妻が、子どもと同じ戸籍になりたい場合や家庭裁判所に行き「子の氏の変更許可」と戸籍異動の申し立てをします。

数週間後に家庭裁判所の謄本が届くので、それと他の必要書類をもって市区町村の役所で子どもの入籍を申請しましょう。

ちなみに、離婚後に子供たちの戸籍が元夫の戸籍に入っていたとしても、生活に特に支障はありません。

では、なぜ戸籍をわざわざ異動しなくてはいけないのでしょうか?

子どもの戸籍を変えるメリットを2つ

  • 戸籍謄本を取得しやすい
  • 元夫に住所を知られずにすむ

1.戸籍謄本を取得しやすい

戸籍の本籍地が、離婚後の住所から遠い場所にある場合には、いちいち本籍地の役所に郵送で戸籍の取得申請をしなければならないので面倒です。

戸籍を異動しておけば、この手間を省くことができます。

2.元夫に住所を知られずにすむ

子どもの戸籍が元夫の戸籍に入っていると、元夫は子どもの戸籍を取得することで元妻の住所を知ることができます。

元夫とトラブルがあり離婚した
現在の住所地を知られたくない

このような場合には、子どもの戸籍は親権者の母の戸籍に移動したほうが良いでしょう。

逆に、元夫が養育費の支払いを滞った場合などは、子どもの戸籍が元夫の戸籍に入っていると、戸籍を頼りに元夫の住所を知ることができます。

その際は、養育費の請求がスムーズにいくこともあります。

▶養育費の支払いが心配な方はこちらの記事をチェック

まとめ

離婚後の手続きは、他にもまだたくさんあるため精神的にも体力的にも消耗するでしょう。

離婚後の苗字は、その後の子どもたちの生活にも影響してくるため慎重に決めていくことをおすすめします。

離婚前後で何を始めたらいいか分からない…

手続きが専門用語が多すぎて難しい…

そんな方はまずは、離婚プランナーに相談してみてはいかがでしょうか。

手続きの流れや離婚に関する書類の作成、養育費保証のオプションなど様々な内容が相談可能です。

離婚は情報戦です。相手に先回りされる前に、まずは気軽にお問い合わせされてみてくださいね。

FPこのみん

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